中小企業にとっての「ノーレイティング評価制度」のメリットとデメリット

中小企業にとっての「ノーレイティング評価制度」のメリットとデメリット

最近、新しい評価制度として「ノーレイティング」という言葉をチラホラと聞き始めました。
特にアメリカでは有名企業が次々と導入しているようで、そのことから日本の企業でもこの評価制度が注目されつつあります。

ノーレイティングとは

従来の評価制度は、年度単位でレイティングによる評価をおこなうことで昇給・昇格・賞与などに反映させてきました。
それに対してレイティング評価制度は、年度単位でのレイティング(ランク付け)を行わず、リアルタイムで設定した目標について上司と部下で1on1ミーティングを行い、リアルタイムでフィードバックや評価を行うという仕組みです。

ノーレイティングのメリット

ノーレイティングの評価制度では、上司と部下が1対1で綿密なミーティングを行うことが大前提です。
このミーティングは期末や年度末に行うのではなく随時行うので、上司は部下に個別で適切なアドバイスができ、部下はリアルタイムにパフォーマンスを評価されてフィードバックされるので、頑張りの方向修正を行いやすくなります。
故に、上司と部下の間で信頼関係を築くことができれば、双方に納得のいく評価が行えるのが大きなメリットです。

ノーレイティングのデメリット

上記の通り、ノーレイティングの評価制度では部下ひとりひとりと綿密なミーティングを行い、リアルタイムに評価してフィードバックしなければなりませんので、マネジメントに専念できる大企業の管理職であれば問題ないかもしれませんが、プレイングマネージャーとして活動していることが多い中小企業の管理職にとってはかなりの負担増になります。
また、適切なマネジメントと評価を行うためには、評価方法やミーティングに関する研修やセミナーを受講して知識やスキルを高める必要がありますので、さらに負担増になります。