【飲食業】給与額だけで負けない!競合他社に競り勝つための「採用に効く人事制度」

飲食業 人事評価制度を活用した採用力強化 競合店に時給や月給で負けない求人票の書き方 ホールやキッチンのスタッフが成長できるオープンな評価基準

「高い求人広告費を払っているのに、なかなかホールやキッチンの応募が入らない……」 「せっかく面接に来ても、近隣の他店や大手チェーンの『時給プラス〇百円』という条件に負けてしまう……」

人手不足やシフトの確保が大きな課題となるなか、多くの飲食店のオーナー様や店長様がこのような「採用の競争」に直面しているかと思います。「もっと給与や時給を高く提示しなければ人は採れない、しかしこれ以上人件費を上げるのは難しい」と頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、大手のチェーンや競合他社との「給与額の吊り上げ合戦」に、必ずしも付き合う必要はないかもしれません。

いま、優秀な店長候補や、お店を支えてくれるアルバイト・パートのスタッフが求人票で本当に見ているのは、目先の給与額だけではなく、「入社したあと、どう評価され、どうスキルを高めて給与が上がっていくのか」という透明性だと言われています。

今回は、「人事評価制度」を店舗向けとしてだけでなく、競合に競り勝つための強力な「採用武器」として活用する方法をご紹介します。

目次

なぜ給与額を上げても「他店に競り負ける」傾向があるのか?

求人サイトを開けば、似たような条件の飲食店やフードサービスがズラリと並んでいます。

  • 「月給〇〇万円〜/時給〇〇円〜(経験・能力を考慮)」
  • 「美味しいまかないあり!頑張りはしっかり評価します!」

一見すると魅力的に見えますが、今の求職者は非常に現実的な目線を持っています。「経験・能力を考慮って、具体的にどうなったら上がるんだろう?」「店長やオーナーのさじ加減だけで決まってしまうのかな?」と、言葉の曖昧さに少し不安を抱いてしまうケースも少なくありません。

そのため、もし自店が競合より少し高い給与を提示したとしても、さらに高い金額を出す店舗が現れれば、求職者はそちらへ流れてしまいやすくなります。

給与の「額面」だけで戦うのではなく、「うちには明確な評価の仕組みがある」という安心感で差別化することこそが、飲食店が選ばれるための着実な一歩になるのではないでしょうか。

人事評価制度が「採用の強み」になる3つの理由

人事評価制度を導入し、それを求職者にアピールすることで、採用活動には以下のような好影響が期待できます。

1.「頑張りが正当に評価される安心感」を提供できる

求職者が求めていることの一つに、自分のスキル向上や店舗への貢献がしっかり還元される環境が挙げられます。求人票や面接の場で「何をクリアすれば、いつまでに、いくら給与が上がるのか」の基準(評価マップ)を具体的に示すことで、「このお店は自分を正当に評価してくれる」という安心感を持っていただきやすくなります。

2.「自分自身のこれから」がイメージできるため、長く腰を据えてもらいやすくなります

「飲食の仕事って、毎日の接客や調理、片付けの繰り返しなのかな」と、なんとなくのイメージで捉えている求職者の方も少なくありません。
だからこそ、入社したあとに「一般スタッフからスタートして、どんな業務を覚えれば時間帯責任者、副店長、店長やエリアマネージャーへと進んでいけるのか」という道筋を丁寧に見せてあげるのがおすすめです。自分自身の成長していく姿がイメージできるだけで、「ここでじっくり腰を据えて、未来を築いていこう」という前向きな気持ちに繋がっていきます。

3.「成長が目に見えるオープンな組織」として選ばれる存在へ

飲食業界が大切にしてきた「美味しい料理の提供」や「心のこもったおもてなし」のカルチャーは大きな強みである一方、求職者からは「シフトへの貢献度や、売上数字以外の定性的な細やかな頑張りが見えにくい」と不安視されることもあります。
だからこそ、調理・接客スキルの習熟度やメニュー提案への貢献度、チームのバックアップ力がしっかりと数値化・オープンにされている効果は絶大です。「自分の成長が正当にリターンされる、近代的な風通しの良い職場だ」という確固たる安心感を与え、優秀な人材を引き寄せる強力なブランディングへと繋がります。

【実践】求人票の書き方を変えるだけで印象が変わるケースも

人事評価制度を導入したら、求人票の「待遇」や「アピールポイント」の欄に、以下のように具体的に記載してみるのがおすすめです。

❌ 改善前のよくある書き方
「能力に応じて随時昇給あり!あなたの頑張りをしっかり見ています」

⭕ 人事制度を活用した書き方 【明確な評価制度あり/スキルアップに応じてステップアップ!】
当店ではオーナーや店長の主観だけでなく、調理・接客スキルの習熟度や店舗運営への貢献度を数値化した評価基準を導入しています。
(例:〇〇のポジション・時間帯責任者を一人で担当できる+後輩の指導ができる=月給・時給〇円アップなど) 「何を頑張れば給与が上がるか」が全員に見える化されているため、入社1年目で昇給するスタッフも多数在籍しています。面接時に実際の評価シートをお見せすることも可能です。

このように記載するだけでも、求職者が受ける印象は大きく変わる可能性があります。「給与の高さ」ではなく「仕組みの誠実さ」に惹かれて応募してもらえるため、面接時の内定辞退や、入社直後の早期離職を防ぐことにも繋がっていきます。

まとめ:給与額の競争を抜け出し、「選ばれる仕組み」を作りませんか?

他店と時給や基本給を競い合い、高い求人費を払い続ける採用活動は、体力のない中小の飲食店にとって消耗戦になりかねません。

店舗内に「人事評価制度」という確かな仕組みを作れば、それがそのまま他店に真似できない最大の強みになり、「給与額だけで比較されず、自店の魅力で選ばれるお店」へと近づくことができます。

「そうはいっても、うちのような規模でイチから評価制度を作る時間もノウハウもない……」

そう思われたオーナー様、どうぞご安心ください。中小飲食業に特化し、現場のスタッフが納得するシンプルな評価基準をスピーディーに構築・運用できるパッケージが『JINJIPACK(ジンジパック)』です。

給与額の吊り上げ合戦から抜け出し、優秀な人材に選ばれる店舗づくりを、まずはここから検討してみませんか?

【連載コラム】飲食業向け

「せっかく採用したスタッフが定着しない」
「職種ごとの評価基準が曖昧で不満が出ている」
そんな飲食業の経営者の悩みを解決するために、飲食業に特化した人事評価制度の設計・運用ガイドを全8回にわたってお届けします。

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